発酵野菜みそ ― 野菜・塩・麹で仕込む、一晩のやさしい発酵
発酵野菜みそとは
こちらでご紹介する「発酵野菜みそ」とは、味噌に野菜を入れたものではありません。
大豆ではなく、野菜・米麹・塩・水を発酵させて作るまったく
まったく新しいタイプの味噌です。
通常味噌作りで使用する大豆は使用せず、野菜を発酵させて作るため、
野菜の風味をほのかに残しつつ、麹のやさしい味わいのみそなので、
野菜が苦手な人でも通常の味噌と同じようにお使いいただけます。
野菜を蒸す工程はレンジで、つぶす工程はブレンダーでも可能なので、
ズボラな人でも、料理が苦手な人でも失敗せずに作れます。
保存食としても使える発酵野菜みそは、
日々の台所で無理なく、自然の恵みを取り入れる一歩となるはずです。
一晩でできる、その理由
通常味噌は何ヶ月も発酵に時間がかかるイメージがありますが、
発酵野菜みそは、蒸してつぶした野菜とその他の材料を炊飯器に入れて、
保温モードに設定し、8〜12時間発酵させたらできあがりです。
夜に仕込めば、翌朝にはやさしい旨みと香りが生まれます。
冷蔵庫で1〜2週間は保存でき、寝かせるほど味わいも深まります。
冷凍庫で2ヶ月程度保存も可能です。
発酵野菜みその魅力と特徴
- 火を使わず、シンプルな材料だけでできる(蒸し野菜はレンジを使用した場合)
- 野菜の持ち味をそのまま活かせる
- ベースが野菜のため、和洋中どんな料理にも使える
- 野菜と麹の旨みで、味噌汁やスープなどは出汁やブイヨンが不要(もしくは減らせる)
- すぐ食べられて、常備菜にもなる
- 発酵初心者でも安心して取り組める
どんな野菜で作れる?
特におすすめなのは
- にんじん、じゃがいも、かぼちゃ、さつまいも、玉ねぎ、トマトがおすすめです
- グリンピース、紅芋、とうもろこし、栗、ゆりねなどでも作れます
季節の野菜を使うことで、発酵のリズムも自然と暮らしに馴染みます。
食べ方・楽しみ方のバリエーション
- そのままご飯にのせて
- おにぎりの具に
- 焼き野菜や豆腐に添えて
- スープのコク出しに
- バゲットやクラッカーと合わせておつまみに
- 味噌汁はもちろん、料理の調味料としても
冷蔵庫にあると、あと一品に助かる存在になります。
よくあるご質問
Q. 市販の味噌とはどう違うの?
→ 通常の味噌は発酵・熟成に数ヶ月かかりますが、
発酵野菜みそは一晩で完成する「フレッシュな発酵食品」です。
Q. 麹はどこで手に入りますか?
→ 生麹・乾燥麹ともに使用可能です。
自然食品店やネットショップでも購入できます。
Q. 保存期間は?
→ 冷蔵保存で約1〜2週間。時間とともに味がなじみます。冷凍庫で2ヶ月保存可能。
書籍・使用材料・道具のご紹介
📘 『米麹・塩・野菜を炊飯器に入れて作る 発酵野菜みそのレシピ』(著 木村幸子)
初心者の方でも安心して始められる発酵野菜みその作り方を一冊にまとめました。野菜・塩・麹を炊飯器に入れるだけで一晩で完成する手軽さと、やさしい味わいが魅力です。
初心者にも取り組みやすいレシピと、四季を通じたアレンジが満載です。
使用材料・道具
🟡 米麹:みやこ麹(乾燥)
やさしい甘みと発酵力で、初めての方にもおすすめです。
👉 みやこ麹を見る
🟡 塩:ゲランドの塩(あら塩タイプ)
まろやかな味わいと豊かなミネラルで、素材の味を引き立てます。
👉 ゲランドの塩を見る
🟡 炊飯器:3合炊きタイプ(リーズナブルなモデルでOK)
温度管理がしやすく、気軽に発酵野菜みそを始めたい方にぴったりです。
👉 おすすめの炊飯器をチェック